みえるひと
線引きは都合よく
潜む可能性(その愛しさ)
何の為に夢はあるか
誓った私を置いて
真似事でいいよ
君が眠るまで
その不必要性
守られてあげない
今は見えないことにして
欲望ほど清んだものがあるか?

体も命も見栄も山も(張れるものなら全部)
してはいけない期待
意思が意味を成さない場合
おかえり、わたし
from the UNDERWORLD
私が悪魔でないように、
ハイリスク・ハイリターン
(まだ)いきたい、(まだ)いきたくない
抱えられぬなら背負おう
遠吠えを聞こうか

死さえ二人を分かたず
女は度胸
この声(その価値)
いっそ奇跡なら良かった
とけあったりなんてしない
あなたから聞きたかった
溜息も出ない
風の強い日
君に残らなかったもの
君が残さなかったもの

天地無用の幸福論
I'll (NEVER) miss you.
彼の辞書には無いのだろう
この花が咲く頃
始めから打ち砕かれていたのだ
悟れもしない
この世の酷いことには
幸せに生きる困難
幸せに死ぬ困難
げんぜんとゆらぐ

腐臭
過去形
境界(厳かに曖昧に)
あなたの丘
無い訳じゃない
前にはあなた、隣にはきみ
明日の今頃
むしろ残酷でしかない
みえる壁
正義の可塑性

あなたの目には
寄せる
お互い様だ
決めた事は唯一つ
なかったことになっても

かえせない
とどかない
「またっていつ?」
(どうして泣かないのだろう)

それは作るものだよ
僕にしかない
通すまでだ
私でない理由(言ってみせて)
でっちあげれば簡単
刻め。
神はここに
最後の手段は
膿んだ暴戻/倦んだ亡霊
かなう日

(notes)
underworld=黄泉の国/暗黒街、下層社会/対蹠地(地球の裏側)/地下、水面下
死さえ二人を分かたず…「死が二人を分かつまで (until death do us part.)」はキリスト教式結婚式の誓いの言葉の一部。
天地無用=荷物の上下を反転してはいけないことを表す言葉。
げんぜん=目の眩む様/涙をこぼして泣く様 ※意味ごとに漢字が違います。
可塑性=変形しやすい性質。
暴戻=荒々しく道理にもとる事。
倦む=うむ。退屈する/飽きる/嫌になる事。